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釣りコラム

ソルトゲーム・タックル選びのポイント

ラインの進化と選択

2006.02.12 掲載
TEAM DREAMER 会長
藤田千明

釣り道具は日進月歩で進化しています。中でもラインの進化は顕著です。ナイロンラインONLYの時代には成立しなかった水深100m超の沖釣り&ジギングも新素材を編み込んだPEラインの登場によって容易に楽しめるようになりました。今回はラインの進化と選択についてお話をさせて頂きます。

古来から広く使用されてきたナイロンラインには、特有の『伸び』があり、魚の抵抗を和らげるアブソーバー効果を発揮します。この『伸び』のお陰でロッドの『しなり』+αの柔軟性で魚の突込みに耐えることができます。反面、ロッドワークによりルアーにアクションを加える釣りでは、折角のロッドによるアクションがラインの『伸び』に吸収されてしまい、ルアーをイメージ通りに操作することが困難になります。また、ラインに強度を求めると非常に太いラインになってしまうという欠点も共存します。安価で広い選択肢がある面では有利なラインではありますが・・・。ヒット時にも、この『伸び』にフッキングパワーを吸収しつくされないように大きくロッドをあおってアワセを入れることも不可欠ですね。シャローでの斜め引きのジギングでは、ロングジャークによりロッドからラインを通して伝わる力に加え、ラインの伸縮によって自然発生する不規則なアクションをジグに加えることが可能になる(バネの原理)ので、特性を上手く利用すれば面白いゲーム展開ができます。キャスティングによるサーフェスゲームにも適しています。

ルアーフィッシングの広まりに伴って、ルアーを機敏にアクションさせ、ラインの『伸び』率を低減させるために開発されたのがフロロ樹脂を駆使したフロロラインです。フロロラインは小負荷では『伸び』は非常に少なく、大きな負荷がかかるとナイロンに近い率で伸びる理想のラインです。ナイロンよりもライン自体に張りがあり、引っ張り強度も増すので、ナイロンよりも細いラインで同じ強度が得られます。その反面、低温下では硬化が起こり安い点、巻き癖がつき安い点、ナイロン同様ライン自体の太さがある点などの欠点もあります。耐摩性に優れているので、根回りを狙うロックフィッシュのメインラインとして、PEラインでジギングをする際のショックリーダーとして、また、餌釣りではハリスとして現在では広く愛用されています。

釣りが盛んになり、沿岸部の魚の減少、より大物を求めて深い海域にトライする願望とがあいまって、遂に夢のラインとも言うべき、マルチフィラメントを原料とするダイニーマ(超高分子配列ポリエチレン)という新素材を編み込んだPEラインが世に誕生しました。非常に細いラインで同じ強度が得られる為、リールにたっぷりラインを巻けるようになり、現在では沖釣り(餌釣り)やジギングのメインラインとして当たり前のように愛用されています。

あるメーカーの実験では100mのラインを機械で引っ張り、『伸び』の程度を測定したところ、ナイロンが20-40cm、フロロが17-37cmだったのに対し、PEは何と4cmだったそうです。ただし、PEラインは引っ張り強度は非常に優れている反面、耐磨性には非常に弱い点、ラインに張りが無いので風に流されやすい点、他のラインに比べると高価である点などの欠点もあります(価格に関しては近年のPEの普及により過度に高価であるという感は薄れつつあります)。そういった意味においては船釣りやジギングなど縦方向の釣りには最適です。

一方で、ルアーをキャストするアングラーは、このPEにもう少し張りのあるものを求めてきました。従来のPEの編み込み度をより密にすること、張りの向上、空気抵抗の少ない滑らかな表面の追求、樹脂加工を施す、などメーカー各社はこぞって新PEの開発を実施しました。そのお陰で、現在はこれらの悩みを解消する新型PEが多種開発されました。

ルアーをキャストし続けるシーバスフィッシングをメインに楽しんでいる私は、一連の素晴らしい進化の恩恵を受け、PEのしなやかさに更に張りと強度を増したために一層細いラインでストレスなくゲームを楽しめるバークレー社のファイアーラインを最も愛用しています。張りがあり、摩擦抵抗が少ないので非常によく飛び、耐磨性はPEの8倍以上、強度はPEの1.35-1.86倍、フロロカーボンの2倍以上という、まさに理想のラインです。

狙うエリアによっては更に耐摩性優れた、ファイアーラインと同じマイクロダイニーマを編み込んだウィップラッシュ(同社)を使用しています。これはファイアーラインに比べるとしなりがある反面、やや太くなります。
PE系ラインは『伸び』がゼロに近いのでルアーの動きがダイレクトに伝わり、バイブレーションやジグを使用する際にはボトムの形状までもが鮮明に感じ取れる最高のラインですが、『伸び』がない分、ナイロンのように急激に大きく強いアワセを入れると、“アワセ切れ”が起こる(特に細いラインでは)ことがありますので、アワセはスイープに行って下さい。瞬発的な大きな力には弱いようです。また、PEにはフローティングタイプとサスペンドタイプがありますので、使用目的に合わせてご選択下さい。ラインスラッグを故意に起こし、フォール中にアタリを取る釣りでは張りのないPEでは繊細なアタリが伝わりません。さらに、トゥイッチを繰り返すトッププラグでのゲームでは張りのないPEだとライントラブルが多発します。従ってこれらの釣りにはフロロラインの使用を推奨致します。

つたないコラムになってしまいましたが、各々のラインの特性を有利に活かして、日々の釣りを一層楽しいものにしていただく際の一助となりますれば幸いです。

今回紹介したタックル

執筆者紹介:
藤田千明(TEAM DREAMER 会長)
(ふじたちあき)。京都府舞鶴市在住。25歳からルアーフィッシングに魅了され、96年にTEAM DREAMERを結成。陸っぱりシーバスのみならず、エギング、メバリング、オフショア青物ジギング、ボートシーバスなどルアーで釣れる物には節操なく楽しんでいる。01年5月末にはホームページ『舞鶴LFネット』を開設。広く情報交換しながらマイペースな釣りを楽しんでいる。

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