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釣りコラム

ハンドメイドルアー工房

ルアーを作ろう -- ジグミノー前編

2006.08.30 掲載
広岡クラフト代表
広岡勝幸

夏から秋にかけての風物詩といえば河口やサーフでの小型回遊魚狙い。「トリャー!」と大遠投・・グリグリグリと超高速リトリーブ・・・ガツーン!~ヒット!。もう、思いだしただけでも興奮してしまいます。

今回はメッキやシオなどの小型回遊魚狙いにバツグンの威力を発揮するジグミノーを作ってみます。

まず初めに厚紙をハサミで切ってテンプレートを作ります。全長は60㎜、体高は14㎜。デザインは各自のフィーリングで。

厚み3㎜のアガチス材にテンプレートをあて、水性ペンでなぞります。

なぞったラインより少し外側をカッターナイフで切り込んでいきます。

ここは一発で切ってやろうなんて思って焦るとだめで、同じところにカッターの刃を何度も何度も通して、ちょっとずつ切り込んでいくのがコツです。

刃物を扱う作業は、けが防止という意味でも、いつも気持ちにゆとりをもっておこないたいものです。刃の進行方向に手を持っていくのは絶対ダメ。これは刃物を扱う上での鉄則です。

カットし終わった木片は、貼り合せる側の面を水性ペンで塗りつぶし両面テープで貼り合わせます(水性ペンで塗りつぶすのはセンターラインを出すため)。

貼り合せた木片はカッターナイフで大まかに形を整え、バイスに固定します。木工ヤスリで切断面の凸凹を削り、左右均等に形を整えます。

自作ルアーの釣れない原因の一つに「左右の均等がとれずバランスが悪い」というのがあります。ですから左右均等にするという作業はルアーを作っていく上で重要なポイントになってきます。

ルアーの腹と背の部分にウエイトを装着するための溝をルーターで削ります。ウエイトを装着する位置はルアーの中央より少し前の方にウエイトの重心がくるように設定します。

まず、ルーターにφ1.8の球形になった先端工具を取り付けセンターラインに沿って溝を削ります。次にφ5.0の先端工具に交換して、今度は溝の幅を広げるように削っていきます。

この際、溝の深さをノギスで測定したり、実際に使用するウエイトを合わせてみたり、調子を見ながら慎重に削っていきます。

なおウエイトには一本線をひき、その線とボディのセンターがビシッと一直線になるように合わせておきます。

次はルアーの心臓部ともいえるフレーム作りです。材料は大物の引きにも耐えることができるステンレス硬線φ0.8を使用します。ステンレス硬線は非常に硬いのでラインアイ、フックアイを曲げるための専用治具が必要になってきます。まず、この治具から作ることにしましょう。

まずは、なるべく堅い木材と鉄工ドリルφ2.5を用意します。φ2.5の鉄工ドリルを電動工具またはピンバイスを使って木材にねじ込みます。ドリルのラセン部分が見えなくなるまでねじ込むと、ちょうどドリルの軸だけが外側に残るような状態になります。
これで治具は完成です(鉄工ドリルの代わりにφ2.5の釘を打ち、釘の頭をカットしてもOK)。

この治具をバイスに固定します。治具のドリル軸にステンレス硬線を当てておいてペンチでギュッと一気に曲げると楕円形のきれいなアイのできあがり。

このようにしてラインアイ、フックアイを曲げた後は余分な硬線をカットします。

できあがったフレームをバイスに固定し、ゆがみを修正したらフレームは完成です。

片方のボディへ両面テープを貼り、フレームを仮止めします。

左右のボディを貼り合わせ、バイスでギューと締め込むとフレームの跡がボディに残ります。

その跡に沿ってルーターで削っていくとフレームを装着する溝ができあがります。

この時ルーターに取り付ける先端工具のサイズですが、フレームの線径の倍くらいのものを選びましょう。フレームの溝は大きめに大胆に削っていくのがコツです。そのほうが後のトラブルも少なくなります。

ここで内部構造の最終チェック。次の工程に入ってしまうと内部の修正はできないので、これが最後のチャンスになります。フレームはちゃんと溝に収まっているか、ウエイトはボディからはみ出していないか、などを入念にチェックします。

次に高粘度で木材に染み込まないタイプの接着剤をフレームの溝にたっぷり塗り込み、フレームを装着、そしてボディを貼り合わせます。

この後、各アイの部分に瞬間接着剤を染みこませるように注入し、バイスに挟んで丸一日かけて接着剤を硬化させます。

フレームの溝にたっぷり接着剤を塗ることで、接着剤硬化後にフレームがズレたり、ガタついたりすることがなくなります。

腹の溝にウエイトを装着します。ウエイトに印した線とボディのセンターがビシッと一直線に合っているのを確認したら、瞬間接着剤を2-3滴たらします。

瞬間接着剤が乾きウエイトが固定したのを確認できたら、木工パテを指先でトントントンと押さえながら、すき間ができないように塗ります。

背にも同じ要領でウエイトを装着して木工パテを塗ります。木工パテは肉やせを考慮してたっぷり塗るのがコツ。丸一日かけて硬化させます。

なお、このジグミノーの場合、装着するウエイトは腹が約6.0g、背が約1.0gのものを使用します。腹と背のウエイトの割合は6:1程度がよいでしょう。

背に装着するウエイトが重くなり過ぎるとグルグル回転しながら泳ぐドリルアクションになってしまうので注意が必要です。

※このルアーに使用しているウエイトは、工業用のものを代用して使用しております。 ルアーを作る際はルアーショップで販売しているルアー用ウエイトなどを使用してください。

次回後編ではボディの削り出しやカラーリングなど、ルアーの外部を作っていきたいと思います。

お楽しみに。

執筆者紹介:
広岡勝幸(広岡クラフト代表)
(ひろおかかつゆき)。和歌山県在住。1964年生まれ。幼少より釣竿を片手に海岸をめぐり釣りに明け暮れる。1986年頃よりルアーフィッシングの魅力に取り付かれ、同時期にルアー作りも始める。2005年より自ら製作するルアー「HCルアー」の販売を開始。
趣味はスポーツ観戦、ライブハウスめぐり、食べ歩き。ルアーフィッシングは・・・仕事です。

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