ランキング、掲示板、コラム、釣具店、管理釣り場等コンテンツ満載!、釣り情報ポータルサイト Fish/up!

釣りコラム

ハンドメイドルアー工房

ルアーを作ろう -- ジグミノー後編

2006.09.19 掲載
広岡クラフト代表
広岡勝幸

ジグミノー前編では主にルアーのボディ部分の基礎固めをしてきました。後編では、ルアーの外部を仕上げていきます。ここからはボディの削り出しやカラーリングなど楽しい作業の連続です。それではイマジネーションを膨らませながら、やってみましょう♪。

まずは120#の紙ヤスリを適当な大きさの板に貼りつけ、板ヤスリを自作します。使用する紙ヤスリは目詰まりの少ない空研ぎペーパーがお勧めです。

ボディをバイスに固定してボディからはみ出た木工パテを削り落とします。

カットする部分を水性ペンでケガキした後、カッターナイフで尾を絞るようにテーパー状に削ります。
次は四隅の角を削り落とし、ボディが八角形になるようにします。カッターの刃が深く入り過ぎないように慎重に作業をおこないます。

自作した板ヤスリを使い、カッターナイフで削った切断面を均すように削ります。さらに板ヤスリでボディ全体に丸みを付けていくイメージで削っていきます。

最後は手でボディを削り出します。120#の紙ヤスリで、背、腹、側面の順に、指の腹で感触を確かめながら少しずつボディに丸みを付けていきます。仕上げに400#の紙ヤスリでボディ表面がツルツルになるまで磨けば削り出し完了です。

ボディの削り出し作業でのポイントは、やはり左右均等に削るということでしょう。それでは、どのようにすれば左右均等に削ることができるのか。
私の場合は簡単です。ボディの左側を紙ヤスリで、一、二、三と数を数えながら十回擦ったとしたならば、右側も同じようにして十回擦ります。
手作業で左右均等のルアーを作るには、この単純な方法が最良だと思います。ここでは頭の中を空っぽにして、削る作業と数を数える作業だけに集中します。
削り終わった後は、作業に集中し過ぎて頭がクラクラになるので注意!。それとも頭クラクラは私だけ?、アリャ。

このままウレタンクリアーにドブ浸けすると木工パテが溶けてしまうので、ボディ全体を瞬間接着剤で一度コーティングします。

三時間以上乾燥させた後、ボディ表面が滑らかになるように400#の紙ヤスリで木地が露出するのを注意しながら研磨します。削った後の粉をティッシュできれいに拭き取り、ドブ浸けに備えます。

○ウレタンクリアーにドブ浸け。
○丸一日間乾燥(低温期は二日間)。
○400#の紙ヤスリでボディ表面を滑らかにする。

この工程を四回~五回繰り返します。なおドブ浸けはコーティングが均一になるように 頭、尾と向きを変えながらおこないます。

コーティングを終えたボディは表面に凸凹やブツブツが無いかチェックしながら、400#の紙ヤスリでボディ表面がツルツルにまるまで研磨します。
これでルアーの下地ができあがりました。

ここからは、アルミホイルを貼り付ける作業へと進みます。
アルミホイルは硬いものがちょっと触れただけでスジや傷が付いてしまいますので、爪を切って、指輪などを外し作業に入ります。
まずはアルミホイル(アルミ粘着テープ)を鉄工ヤスリの上に固定して、ハサミの柄などの丸くて硬い部分で擦り、うろこ模様を写し取ります。

ボディにアルミホイルを貼り付けます。ボディの内から外へと親指の腹でシワができないように、ゆっくり丁寧に貼り付けます。

ハサミで余分な部分をカット。もう片方も同じ要領でアルミホイルを貼り付けます。

製図用テンプレートや自在尺など、少し湾曲したものを当て千枚通しで側線をひきます。側線はボディ側面の真ん中より少し上にひくと見栄えがよくなります。

アルミホイルを貼り終えたら、ボディとアルミホイルの段差を240#の紙ヤスリで削ります。削った後の粉をティッシュできれいに拭き取り、ドブ浸けに備えます。 なお、ここからは耐水ペーパー(表面が黒い紙ヤスリ)を使用します。空研ぎペーパー(表面が白い紙ヤスリ)を使うとドブ浸けの際にアルミボディ表面が白く濁ってしまうので注意が必要です。

○ウレタンクリアーにドブ浸け。
○丸一日間乾燥(低温期は二日間)。
○400#の紙ヤスリでボディ表面を滑らかにする。

この工程を四回~五回繰り返します。

次はルアーの顔作り。まず厚紙を楕円形に切ってテンプレートを作ります。アルミホイルを二つ折りにしたらテンプレートを当て、ペンでなぞります。なぞったラインをハサミで切ると顔のできあがり。後は千枚通を使って、エラの模様を描いたり、マークやネームを入れてみたり、いろいろやってみましょう。

ルアーの顔は大き過ぎても、小さ過ぎても格好悪いので、貼り付ける部分に顔のアルミホイルを何度もあてがい、ちょうどいいなと思ったところに印を付けておきます(写真は顔のアルミホイルをルアーのアゴの部分に付けた印に合わせた状態)。

アゴから頭の方向へ、親指の腹で貼り付けていきます。隅にシワができてしまったら、ペンのキャップなどの丸い物でシワを擦って伸ばします。

顔の先端にカッター刃の裏側を押し付けると跡がすじになって残り、このすじが魚の口の部分となります。

○ウレタンクリアーにドブ浸け。
○丸一日間乾燥(低温期は二日間)。
○400#の紙ヤスリでボディ表面を滑らかにする。

この工程を四回~五回繰り返します。

アルミホイルを貼る作業はルアーの外部を作る工程の中では最大の難所。焦ると、どういうわけかシワになったり、ビリッと破れてしまったり、ついイライラモヤモヤしてしまう作業です。ですから慣れないうちは使わなくなったプラスチックルアーなんかに貼り付けてじゅうぶん練習した方がいいでしょう。

次は目の座くりです。まず始めに、実際に使用するプラスチックアイを顔に貼り、水性ペンで周りをなぞります。目の位置はできるだけ前の方がカッコよく見えます。でもわざと、おもしろい顔にするのもひとつの手、楽しみ方は人それぞれです。

先が丸くて平らになった先端工具をルーターに取り付け、なぞったラインの内側を削ります。プラスチックアイを合わせ、調子を見ながら少しずつ慎重に削っていきます。
目の座くりが済んだら、600#の紙ヤスリでボディ全体を研磨します。これは塗装の下準備、ボディ表面を細かい紙ヤスリで研磨することで塗料の乗りがよくなります。

ルアー作りで最も楽しい作業といえばカラーリング!。さあ、はじめましょう!。
使用している全ての塗料はグンゼ産業Mr.カラー1に対してラッカーシンナー5の割合で薄めています。
まずは、ボディの下地とアルミホイルとの境目にシルバーを吹き付けます。これでボディ全体が一体化したように見えます。この後セルロースセメントをセルロースシンナーで倍にうすめたクリアーをボディ全体に吹き付け、三時間以上乾燥させます。

腹にホワイトを吹きつけ、パールクリアーを重ね吹きします。背にはクリアーグリーンを、ボディ側面上部に薄くボカシがかかる程度に吹き付けます。

背の中心に沿ってブラックを吹き付けます。クリアーグリーンにブラックを重ね吹きすることにより、リアルで落ち着いた色合いになります。ブラックは頭を濃く、尾の方へ行くにしたがい薄くなっていくように吹き付けます。

今回は唇にオレンジのワンポイントを吹き付けてみました。「べっぴんさん」になったかな?。
この後、セルロースセメントをセルロースシンナーで倍にうすめたクリアーをボディ全体に吹き付け、三時間以上乾燥させます。そしてもう一度クリアーをボディ全体に吹き付け、今度は丸二日間(低温期は丸三日間)じっくり乾燥させます。
ここで行なったクリアーの吹き付けは、ドブ浸け時に起こる塗装の色流れを防止するためです。

プラスチックアイを瞬間接着剤で接着します。

○ウレタンクリアーにドブ浸け
○丸一日乾燥(低温期は二日間)
○600#の紙ヤスリでボディ表面を滑らかにする。

この工程を五回繰り返します。これは仕上げのドブ浸けなので、研磨は目の細かい600#か800#の紙ヤスリで行ないます。せっかく塗った塗装を剥がさないように注意しながら研磨します。

ラインアイ、フックアイに瞬間接着剤で防水加工をしてこれで完成です!。さぁ、つくったルアーをもって早速フィールドに出かけましょう。
ハイ、釣れました♪。

執筆者紹介:
広岡勝幸(広岡クラフト代表)
(ひろおかかつゆき)。和歌山県在住。1964年生まれ。幼少より釣竿を片手に海岸をめぐり釣りに明け暮れる。1986年頃よりルアーフィッシングの魅力に取り付かれ、同時期にルアー作りも始める。2005年より自ら製作するルアー「HCルアー」の販売を開始。
趣味はスポーツ観戦、ライブハウスめぐり、食べ歩き。ルアーフィッシングは・・・仕事です。

Fish/up!釣りサイト登録
HPがなくても登録OK。Fish/up!ご利用登録
Fish/up!モバイルQRコード
Fish/up!携帯サイト
GPS付き携帯で最寄の釣具店地図をゲット!
[ 広告 ]

HPランキングTOP3

釣り掲示板新着投稿

守谷市(まちの情報ポータル) 無料アンケートレンタルjpForm.net