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釣りコラム

北海道の自然

別寒辺牛湿原

2006.11.17 掲載
北海道・川の釣りガイド
山口裕理

北海道東部の厚岸町に、総面積が約8300ha(ヘクタール)を誇る別寒辺牛湿原があります。1993年6月にその一部がラムサール条約に登録され、2005年11月に登録面積が5277haにまで拡張されました。別寒辺牛川を中心に本支流が、原始的な自然の中を網の目のように流れていることが特徴です。

この湿原へは、川の氷が融ける4月上旬から1ヶ月間と、10月から川が凍結する12月まで、年に数回釣りに行きます。アメマスとイトウを狙いますが、決して大きさや数が主な目的ではありません。大きさや数なら、茶路川のアメマスや猿払川のイトウの方がよっぽど確率が高いでしょう。

私にとってこの湿原の最大の魅力は、中心域の厳しさに挑むことです。別寒辺牛川やチャンベツ川が流れる湿原の中心域へ近づくには、2つの方法があります。第一は、川に比較的近い林道に車を停めて歩くルートです。川の周りは湿原で、スポンジのようでズブズブで足を取られることは当然で、時には、腰や胸まで埋まることを覚悟しなければなりません。一歩一歩地面の状態を確かめてから歩くことは一時も気を抜けませんし、恐怖心が常に襲います。第二は、川の上流や下流の橋から入渓するルートです。しかし、これでは中心域まで遠すぎます。延々と歩くのは修行のようで辛いものです。

中心域や周辺は厳しく、危険がいっぱいです。ヨシやホザキシモツケが密生し、行く手を阻みます。避けて迂回しようにも周りは湿原です。川岸はデコボコで、ヨシが川岸を完全に隠している場合があります。不用意に歩くと最悪は川へ転落してずぶ濡れです。川岸からストーンと深いので、場所によっては背の立たない深さがあります。また、一度経験しましたが、ヨシが倒れて平らに見える場所に座った時、実は地面が川側に傾斜していました。座った瞬間に背中から川に落ちたことがあります。ホザキシモツケは高さ2m程の落葉低木です。幹や枝の弾力が強烈で、密集地帯では全身の力で突き進むしかありません。川岸側を通る時など、川へ跳ね飛ばされそうになります。常に枝が顔や体に跳ね返ってきます。体力も奪われますが、延々と続く場所では、まだ終わらないのかと精神的にまいってしまいます。さらに、ヒグマが多くいます。川岸にフンがあり、見るだけで恐ろしいものです。近くにヒクマがいる恐怖は、独特なものがあります。

釣りが終わり車までたどり着いた時は、一気に緊張感から開放されて心からほっとします。もう来たくないと思うこともありますが、また絶対に行くことはわかっています。開高健さんの言葉が思い浮かびます。男が熱中できるものは、危機と遊び。この二つ。

執筆者紹介:
山口裕理(北海道・川の釣りガイド)
(やまぐちひろまさ)。1960年1月生まれ。「北海道・川の釣りガイド・山口」代表。日本大学農獣医学部水産学科卒。幼少より釣りにいそしみ、河川や湖のいろいろな釣りを経験し、1992年釣りガイドを始める。

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